2018/02/05 16:29
莨屋の塩は、江戸時代より各地の海から運ばれてきた塩を、品質及び量を均一化する為に混ぜ合わせた合わせ塩です。この塩を合わせる行為を「塩直し」、「塩ふみ」と呼んでいました。そして足助の塩として、足助直しとして信州は塩尻まで運びました。これが三河湾の塩も、瀬戸内海の塩も信州に運んだ塩の道(伊那街道)でした。
当店莨屋は江戸時代からの塩問屋です。【塩の道 足助直し】は莨屋9代目が江戸時代の塩を復元した合わせ塩です。忠臣蔵では、吉良と赤穂のお殿様が喧嘩両成敗で無かった事で、赤穂浪士四十七士の仇打ちがあった事は有名なお話ですが、莨屋の塩 足助直しは、両者を合わせた仲良し塩です。その他の各地の塩もそれを応援しているかの様に融合しています。合わせた事で両者の角が取れ、にがり分のバランスを整えた、マイルドな味に仕上がっています。それが『おむすび・野菜が美味しくなる塩』のゆえんです。